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北欧インテリア実例

北欧インテリアの作り方|国別の特徴を活かした本場のスタイルとは?

北欧インテリアと一口に言ってもスタイルはさまざま

北欧ナチュラル、北欧モダン、北欧ヴィンテージなど好みのスタイルが分かれると思います。

そこで北欧4カ国の国別の特徴から紐解き、好みの北欧インテリアにするアイデアを紹介します。

現地で主流になっている本場のスタイルとは?

現地で主流となっている、日本とは少し異なる本場のスタイルを紹介します。

  • 大胆なカラー使い(カラーブロッキング)
    • 日本で好まれる淡いトーンだけでなく、テラコッタ、マスタード、深いブルー、あるいはパステルカラーなどを壁一面に塗ったり、大きなソファに配したりします。これは、冬のどんよりした外の景色に対し、室内で視覚的な喜びを感じるための工夫です。
  • 「多灯分散」による光の演出
    • 天井の大きなシーリングライト1つで部屋を明るくするのではなく、ペンダントライト、フロアランプ、テーブルランプ、キャンドルを部屋のあちこちに配置します。影を消し去るのではなく、光の溜まり場を作ることで、奥行きと温かみ(ヒュッゲ)を生み出します。
  • アイコン的な「デザイナーズ家具」のミックス
    • すべてを同じシリーズで揃えるのではなく、アルネ・ヤコブセンやハンス・J・ウェグナーといった巨匠の名作椅子を1脚だけ、あるいはヴィンテージ家具を現代のミニマルな家具とミックスして使うのが一般的です。
  • アートとテキスタイルの活用
    • 壁を空白のままにせず、大きなポスターや絵画を飾ったり、マリメッコに代表されるような大胆な柄のクッションやラグを頻繁に変えたりして、季節感を楽しんでいます。

北欧4カ国それぞれの特徴

北欧4国のインテリアは、共通して「自然との共生」や「機能美」を大切にしていますが、お国柄によってその表情は少しずつ異なります。それぞれの主な特徴をまとめました。

🇩🇰 デンマーク:暖かみと職人技の「ヒュッゲ」

デンマークは、4国の中でも最も「暖かみ」と「工芸品としての美しさ」を重視する傾向があります。 

  • キーワード: ヒュッゲ(居心地の良さ)、クラフトマンシップ
  • 素材・色: 深みのある色の木材(チークやローズウッドのヴィンテージなど)も好まれ、ファブリックはコットンやリネンなどの天然素材が中心です。
  • 特徴: 「名作椅子」を主役にした、低めで柔らかな光(キャンドルや間接照明)に包まれる空間作りが特徴です。曲線的な家具が多く、エレガントでロマンチックな雰囲気が漂います。 

🇸🇪 スウェーデン:明るさと合理性の「ラーゴム」

スウェーデンは、「明るさ」「開放感」「民主的なデザイン」が特徴です。 

  • キーワード: ラーゴム(多すぎず少なすぎず、ちょうどいい)、ミースィグ(心地よい)
  • 素材・色: デンマークよりも明るいトーンの木材(パインやバーチ)が好まれます。壁や床は白やライトグレーなどの淡い色を基調とし、部屋を広く、明るく見せる工夫が凝らされています。
  • 特徴: 合理的でミニマルなデザインが多く、IKEAに代表されるように「誰にでも使いやすく、手の届きやすい機能性」を追求しています。 5

🇫🇮 フィンランド:自然と大胆なパターンの「共生」

フィンランドは、4国の中で最も「厳しい自然との対比」と「素朴な力強さ」が際立ちます。 

  • キーワード: シス(不屈の精神)、ネイチャー・コネクション
  • 素材・色: 白と黒のコントラストや、森や湖をイメージさせる深いグリーン、ブルーなどがよく使われます。
  • 特徴: アルヴァ・アアルトのデザインに代表される、木を曲げる技術(アアルト・レッグ)を用いた有機的な家具と、マリメッコのような大胆なグラフィックのテキスタイルを組み合わせるスタイルが主流です。シンプルながら、どこか遊び心や魔法のような幻想的な雰囲気(Myth and Magic)を感じさせます。

🇳🇴 ノルウェー:厳格な自然と遊び心の「ノルウェー・アイコン」

ノルウェーのスタイルを一言で表すと、「ラフ(粗削り)な自然素材と、現代的なミニマリズムの融合」です。 

  • キーワード: 自然への回帰、機能的ミニマリズム、遊び心
  • 素材・色:
    • 土着の素材: 森林資源が豊富なため、パイン(松)やバーチ(白樺)といった明るい色の木材を多用します。
    • 石や羊毛: 山岳地帯が多い地形を反映し、石材やムートン(羊の毛皮)、厚手のウールなど、視覚的にも「温かさ」を感じる重厚な素材を好みます。
    • 配色: 白やグレーのベースに、フィヨルドの海を思わせる深いブルーや、紅葉のようなテラコッタをアクセントに加えるのが定番です。
  • デザインの特徴:
    • 実用主義: デンマークのようなエレガントな装飾よりも、過酷な自然環境に耐えうる「丈夫さ」や「使い勝手」を最優先します。
    • 遊び心と独創性: 近年は HAY などと協働するノルウェー人デザイナーも多く、シンプルながらもどこか「ひねり」のある、アヴァンギャルドな形状や色使いの小物が人気です。

国別「本場感」の出るインテリアアイデア

各国の強みを活かした、具体的で「本場感」の出るインテリアの取り入れ方を国別に見ていきましょう

🇩🇰デンマーク:「光の重心」を下げてヒュッゲを演出

デンマーク流の鍵は、天井の電気を消して「光の溜まり場」を作ることです。

  • アイデア: 部屋の四隅やソファの横に、高さの違う間接照明を3つ配置しましょう。
  • ポイント: ルイス・ポールセンのような、電球が直接目に入らないデザインのランプを選ぶと、一気にデンマークのモダンなラウンジのような雰囲気になります。

🇸🇪スウェーデン:「白×木目」に黒のラインで引き締める

明るく機能的なスウェーデン流は、ベースを明るくしつつ「黒」を効かせるのがコツです。

  • アイデア: 白い壁に、String(ストリング)のような細いスチールの棚を取り付けたり、黒いフレームのアートを飾ります。
  • ポイント: 全体をナチュラルにまとめすぎず、アイアン素材などの「黒」を5%ほど混ぜることで、都会的なスウェーデン・モダンが完成します。

🇫🇮 フィンランド:「大胆な布」で季節と自然を取り込む

フィンランド流は、家具はシンプルに抑え、テキスタイル(布)で遊びます。

  • アイデア: カーテンやクッションカバーに、マリメッコなどの大胆な大柄を取り入れてみてください。
  • ポイント: 壁に大きな布をパネルとして飾る「ファブリックパネル」は、手軽にフィンランドらしい力強い自然のエネルギーを部屋に持ち込めます。

🇳🇴 ノルウェー:「異素材」を重ねて温もりを出す

ノルウェー流は、少し「ワイルドな質感」を足すことで完成します。

  • アイデア: レザーのソファや木製の椅子の背もたれに、ムートン(羊の毛皮)やざっくりした編み目のウールスローを無造作に掛けます。
  • ポイント: 綺麗に整えすぎず、石のトレイや重厚なセラミックなど、ゴツゴツした自然界の質感をミックスするとノルウェーらしい力強さが出ます。

北欧4カ国それぞれを代表するブランド

北欧4国(デンマーク、スウェーデン、フィンランド、ノルウェー)を代表する、世界的に有名なインテリア・デザインブランドを国別に紹介します。

🇩🇰 デンマーク:名作の宝庫

デンマークは世界的な巨匠が多く、時代を超えて愛される「一生もの」の家具ブランドが揃っています。 

  • FRITZ HANSEN (フリッツ・ハンセン): アルネ・ヤコブセンの「セブンチェア」や「エッグチェア」で知られる、デンマークデザインの王道です。
  • CARL HANSEN & SØN (カール・ハンセン&サン): ハンス J. ウェグナーの「Yチェア」を製造。職人技が光る木製家具の代名詞です。
  • Louis Poulsen (ルイス・ポールセン): ポール・ヘニングセンの「PH 5」など、不朽の名作照明を数多く生み出しています。
  • HAY (ヘイ): 2002年設立ながら、カラフルでモダンなデザインにより、現在の北欧ブームを牽引するブランドです。 

🇸🇪 スウェーデン:機能性と明るさ

スウェーデンは、民主的で合理的なデザインから、王室御用達の格式高いブランドまで幅広いです。

  • IKEA (イケア): 世界最大の家具量販店。誰もが手に取れる価格で「スウェーデン流」を世界に広めました。
  • String Furniture (ストリング・ファニチャー): 壁掛け収納の傑作「ストリング・シェルフ」を展開。機能美の極致です。
  • Svenskt Tenn (スヴェンスク・テン): 1924年創業の老舗。デザイナー、ヨセフ・フランクによる鮮やかで独創的なテキスタイルが有名です。
  • Design House Stockholm (デザインハウス・ストックホルム): 「ブロックランプ」などの雑貨が有名で、スウェーデンの現代デザインを象徴します。 

🇫🇮 フィンランド:自然とグラフィック

厳しい自然環境から生まれた、力強くも温かみのあるデザインが特徴です。 

  • Artek (アルテック): 建築家アルヴァ・アアルトらが設立。「スツール 60」など、木の曲げ技術を用いた名作で知られます。
  • iittala (イッタラ): フィンランドを代表するガラス・テーブルウェア。日常に溶け込む美しさが支持されています。
  • marimekko (マリメッコ): 独創的なプリント柄(ウニッコなど)で世界中にファンを持つ、テキスタイルの巨頭です。
  • Arabia (アラビア): フィンランドを代表する陶器メーカー。ムーミンシリーズもここから生まれています。

🇳🇴 ノルウェー:実用と快適性

他国に比べると隠れた存在でしたが、機能性と自然素材の融合において独自の進化を遂げています。

  • STRESSLESS (ストレスレス): エコーネス社による世界最高峰のリクライニングチェア。ノルウェーの実用主義を象徴します。
  • Northern (ノーザン): かつては照明専門でしたが、現在は家具も展開。洗練された現代的なノルウェースタイルの旗手です。
  • Varier (バリエール): 膝をついて座る「バランスチェア」の元祖。人間工学に基づいた独創的なデザインが特徴です。
  • Heymat (ヘイマット): フィヨルドやノルウェーの自然からインスパイアされた、高機能でデザイン性の高い玄関マットブランドです。

インテリアの方向性を決める

我が家のインテリアをベースに国別の特徴を生かしたインテリアイメージを作ってみました。

モダンなら🇩🇰 デンマーク

セブンチェアルイス・ポールセンなど「一生もの」の家具をワンポイントで取り入れモダンなインテリアに。

シンプルナチュラルモダンなら🇸🇪 スウェーデン

IKEAに代表されるシンプルでミニマムなデザイン家具を取り入れシンプルナチュラルなインテリアに。

遊び心を持たせるなら🇫🇮 フィンランド

イッタラやマリメッコなどカラフルな雑貨を取り入れて遊び心あるインテリアに。

ワイルド系なら🇳🇴 ノルウェー

石や重厚感ある素材を取り入れワイルドなインテリアに。

実際に画像で比べてみると各国の特徴が出ていてそれぞれ違った良さがあります。

それぞれの国に代表されるブランドを意識して取り入れるとインテリアの方向性も定まると思います。

北欧インテリアの作り方 まとめ

我が家もさまざまなスタイルを取り入れ統一感がないインテリアになっていた時期がありました。

どんなスタイルにしたいか?

国別の特徴を理解し取り入れることで方向性が定まり、まとまりのあるインテリアになると思います。

我が家はデンマークのモダンなインテリアを意識的に取り入れるようになって統一感がでるようになりました。

北欧ブランドには魅力的な商品がたくさんあって目移りしてあれもこれも欲しくなってしまいますが、そこを意識すると自分好みの北欧インテリアを作っていけるようになると思います。

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