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平屋の間取りで後悔したこと|16年住んだ実体験から失敗ポイントを正直に書きます

2009年に平屋を建ててから、もう16年が経ちました。

「平屋にして本当によかった」と心から思っているのですが、それでも「もう一度建てるなら、ここはこうしたい」と思う後悔ポイントがいくつかあります。

このブログを始めてから、平屋を検討している方からよく質問されるのが、こういう内容です。

  • 道路から丸見えにならない?プライバシーは大丈夫?
  • 家の真ん中の部屋って暗くなりそうだけど、実際どう?
  • 収納が足りないって聞くけど本当?
  • 住んでみて「失敗した」と感じるところはある?

家を建てる前は、私もハウスメーカーや雑誌の情報ばかり見ていました。でも実際に住んでみると、雑誌には書かれていない「住んでみて初めて気づくこと」がたくさん出てきます。

この記事では、わが家が16年で実感した5つの後悔ポイントと、それに対する具体的な対策、そしてこれから家を建てる方へのアドバイスを、できるだけ正直に書いていきます。

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後悔ポイント①|外からの視線が想像以上に気になる

これは平屋ならではの悩みです。家を建てる前に「平屋は外から見えやすい」と聞いてはいたものの、実際に住んでみると「思っていた以上に視線が気になる」というのが正直な感想でした。

2階建てなら寝室や子供部屋を2階にできるので、生活空間が外から見えにくくなります。でも平屋はすべての部屋が1階にあるので、リビングも寝室もキッチンも、道路や隣家との位置関係を慎重に考えないと困ります。

特にわが家で「設計時にもっと考えればよかった」と思ったのが、リビングの大きな窓です。南向きで明るくて気持ちいいのですが、敷地と道路の関係でかなり通行人の視線を感じる位置になってしまいました。カーテンを閉めると暗くなるので、結局昼でもレースカーテンが閉めっぱなし。せっかくの大きな窓なのに、開放感を犠牲にしている状態です。

わが家でやった対策

後付けでなんとか対策したのが以下です。

  • リビング窓の前に株立ちの目隠しになる木を植えた
  • 道路側にフェンスを設置
  • 中庭(人工木ウッドデッキ)を作って外との緩衝空間にした

植栽は数年経つとそれなりに目隠しの役割を果たしてくれます。ただ、設計時から考えていれば、窓の位置をもう少し高めにする・小さくする・配置を変えるなどで、もっと根本的に解決できたはずです。

これから家を建てる方には、設計打ち合わせのときに必ず「道路や隣家から見た時の視線」を確認することをおすすめします。図面だけでなく、実際の敷地で立って目線の高さを確認すると失敗が減ります。


後悔ポイント②|家の中央に光が届きにくい

平屋は横に広がる構造なので、外周部の部屋は明るくても、家の中心は暗くなりがちです。これは住んでみて実感したデメリットでした。

わが家の場合、廊下やトイレ周辺は窓を取れない位置にあるので、日中でも電気をつけないと暗いです。2階建てだったら吹き抜けや階段から自然光が入りますが、平屋はそういう構造的な明かりとりがしにくいんです。

わが家の場合は吹き抜けで補った

リビングに8畳分の吹き抜けを作ったので、家全体の中心部分には光が届きやすくなりました。吹き抜けの高所窓から差し込む光のおかげで、リビング・ダイニング・廊下まで明るさが届きます。

ただし、吹き抜けには別の後悔ポイントがあって、これは別記事で詳しく書きました。簡単に言うと「4mの天井高は高すぎた」ということです。掃除も大変だし、結露・カビの問題もあります。

📌 吹き抜けの後悔ポイントの詳細はこちら → 平屋の吹き抜けで後悔しないために|16年住んでわかったデメリット・寒さ・照明・掃除の現実

平屋で明るさを確保するなら

これから建てる方には、以下のような選択肢があります。わが家の場合と照らし合わせながら検討してみてください。

  • 中庭を作る:家の中心に光が入る、風の通り道にもなる
  • 高窓(ハイサイドライト)を設置:プライバシーを保ちつつ採光できる
  • 吹き抜け:開放感もあるが、高さは3〜3.5mに抑える
  • 天窓:採光効果は最強だが雨漏りリスクあり
  • 透明な室内ドア:光が部屋から廊下に抜ける

採光だけを目的にするなら高窓が一番バランスがいいと思います。プライバシーも保てるし、断熱面もそこまで悪化しません。


後悔ポイント③|水回りの音と動線の問題

平屋は部屋同士の距離が近いので、音の伝わり方が2階建てとは違います。建てる前は意識していなかったポイントですが、住み始めてから気づきました。

特にトイレや洗濯機の音は、配置によってかなり気になります。たとえば「夜中にパートナーがトイレを使うと音で目が覚める」「洗濯機を朝早く回すと寝ている家族を起こしてしまう」といった話は、平屋ではよくある悩みです。

わが家のトイレと寝室の位置関係

わが家のトイレは、実は寝室の隣にあります。「え、それ大丈夫?」と思われるかもしれませんが、扉を寝室と反対側につけたことで音問題はほぼ気になりません。

これ、設計時に工務店さんから提案されたアイデアです。「壁を挟むだけでなく、扉の方向も大事」というのは住んでみて納得しました。トイレの扉が寝室側を向いていたら、開閉のたびに音が直撃していたと思います。

これから建てる人へのアドバイス

水回りの位置で迷ったら、以下を意識してみてください。

  • 寝室と水回りはなるべく離す(無理なら扉の向きを工夫)
  • トイレ・お風呂・洗面所はまとめると配管コストも減る
  • キッチンとリビングは扉なしで繋げると音が問題になりにくい
  • 排水音が響きやすい構造の家もあるので断熱・防音の確認を

後悔ポイント④|収納が足りなくなる

これは平屋全体に共通する課題です。2階がない分、収納が物理的に少なくなりがち

2階建てなら屋根裏収納や階段下収納が確保できるけど、平屋はそういう「ついで収納」が作りにくいんです。さらに「広いリビングがほしい」「個室を多めに作りたい」となると、収納はどんどん削られていきます。

わが家の収納事情

わが家ではシューズクロークとウォークインクローゼット(WIC)を作って、まとめて収納できる場所を確保しました。

シューズクロークは大正解でした。靴・コート・傘・宅配の段ボール・防災グッズまで全部収まります。むしろ「もっと広くしておけばよかった」と思うくらい活躍しています。

📌 シューズクロークのweb内覧会 → 【平屋web内覧会】玄関とシューズクローク

でもウォークインクローゼットは失敗だった

一方で、寝室のWICは「普通のクローゼットでよかったかも」と感じています。

理由は、人が入るスペース分のデッドスペースができてしまうこと。同じ面積なら、壁面いっぱいに引き戸クローゼットを作った方が、収納できる服の量は多くなります。「歩いて入れる便利さ」と「収納量」のバランスを考えたとき、わが家のような夫婦の寝室には普通のクローゼットの方が合っていたと思います。

WICが活きるのは、家族全員の服を一括管理する「ファミリークローゼット」として使うとき。寝室1部屋専用のWICは、面積の使い方がもったいない場合が多いです。

📌 寝室とウォークインクローゼットのweb内覧会 → 【平屋web内覧会】寝室とウォークインクローゼット

収納で失敗しないコツ

16年住んで思うのは、「収納は『広さ』より『使いやすさ』が大事」ということです。

  • 使う場所の近くに収納を作る(キッチンの近くにパントリー、玄関の近くにシューズクローク)
  • 家族全員分の服を1か所に集約できるとアイロンがけや片付けが楽
  • 収納の中に棚やハンガーパイプを後から追加できる構造にしておく
  • ウォークインタイプは「家族みんなで使う場合」のみ採用が無難

後悔ポイント⑤|洗濯動線が長くなる

洗濯って、平屋でも2階建てでも家事負担の大きい作業ですよね。わが家は「洗う→干す→たたむ→しまう」の動線が長すぎたのが反省ポイントです。

家を建てた当時は子供がまだ小さくて洗濯物の量も少なかったので、それほど気にならなかったんです。でも子どもが2人になり、洗濯量が一気に増えてくると、脱衣室と物干し場の動線が長いことが地味にストレスになりました。

多目的スペースを物干し部屋として活用

今は脱衣室の隣にある4.5畳の多目的スペースを、室内干し専用に使っています。LDKの隣にあるので部屋干し中も家族の気配を感じられるし、湿気も大空間に流れていって気にならないです。

建てた当時は「物干し部屋」という発想がなかったのですが、今これから建てるならランドリールーム+物干しスペースを間取りに組み込むのが正解だと思います。

📌 多目的スペース(現在は物干し部屋)のweb内覧会 → 【平屋web内覧会】多目的スペース

外干しではなく室内干しを前提に考える

わが家は外干しは一切していません。理由は花粉・PM2.5・虫・天候の変化など、外干しのデメリットが多すぎたから。サーキュレーターを併用すれば、室内でも十分乾きます。

これから家を建てる方には、室内干し前提で間取りを考えることをおすすめします。洗濯機→干す場所→たたむ場所→収納場所が一直線になっていれば、家事の負担は劇的に減ります。


16年住んで「ここはこうすればよかった」と思う細かい後悔

5つの大きな後悔ポイントを書きましたが、ほかにも細かい「あの時こうしていれば」というポイントがあります。家づくりを検討中の方の参考になればと思って、正直に書いていきます。

リビングの窓は本当に大きくしすぎた

南向きのリビングに大きめの掃き出し窓を3枚並べました。明るくて開放感があるのは確かなのですが、冬は窓からの冷気が強く、夏は直射日光で部屋が暑くなるのが想像以上にきついんです。

断熱性能の高い窓を選んでも、面積が大きい分どうしても弱点になります。さらにLDK全体だと大小合わせて窓が8個。これは多すぎたなと感じています。

窓は「明るさ」だけで決めず、「断熱・配置・大きさ」のバランスを慎重に検討してください。「とにかく明るく」を求めると、夏冬の冷暖房で苦労します。

玄関からキッチンまでの距離が遠い

これも住み始めてから気づいたポイントです。買い物から帰ってきて重い買い物袋を持ったまま、玄関→廊下→ダイニング→キッチンと移動するのが地味に大変。

「玄関→シューズクローク→キッチン」の動線にしておけば、買い物袋やお米の搬入が楽だったはずです。これから家を建てる方は、「重い物を運ぶ動線」を必ず確認してみてください。

建具の色を選び直したい

当時は流行りで濃い色の建具を選んだのですが、今見ると家全体が重く感じることがあります。明るいオークやホワイト系にしておけば、北欧インテリアとも合わせやすかったかも。

建具やフローリングは10年単位で目に入り続けるものなので、「流行」よりも「飽きないシンプルな色」を選ぶのがおすすめです。


これから家を建てる人へ|16年住んでわかったチェックリスト

打ち合わせ前にこれだけは確認してほしい、というポイントをまとめました。

後悔をゼロに近づける間取りチェックリスト

  • □ 道路や隣家からの視線をシミュレーションした?
  • □ 家の中央部分に自然光が届く設計?
  • □ 寝室と水回りは離れている?扉の向きはOK?
  • □ 玄関→キッチンの「重い物搬入動線」は短い?
  • □ 洗濯→干す→収納の動線は一直線?
  • □ 室内干しスペースは確保されている?
  • □ シューズクローク・パントリーなど集約収納はある?
  • □ ウォークインクローゼットは「ファミリー用」として使う?
  • □ 窓は「断熱・配置・大きさ」のバランスを考えた?
  • □ 吹き抜けの天井高は3〜3.5m程度に抑える?
  • □ 段差はない(または最小限)?
  • □ 建具・フローリングの色は10年後も飽きない?

これらを設計打ち合わせの段階で確認するだけでも、住んでからの後悔はぐっと減ります。

📌 わが家の間取りの全貌(全12部屋のweb内覧会) → 平屋のweb内覧会 完全版|16年住んで分かった全部屋の実例と後悔ポイントまとめ【家を建てる人必見】


失敗しない家づくりのコツ|複数のプランを比較すること

16年住んでみて一番強く思うのは、「家づくりは情報量が決め手」ということです。

1社だけのプランで決めない

これ、本当に大事です。1社のハウスメーカーや工務店としか打ち合わせをしないと、その提案が「普通」だと錯覚してしまいます。実際は、会社によって間取りの考え方も得意分野もまったく違うんです。

たとえば「平屋を建てた実績が少ない会社」と「平屋を年に何十棟も建てている会社」では、提案される間取りの完成度がまったく違います。平屋に強い会社を選ぶだけで、後悔の数は激減します。

複数社のカタログ・間取りを取り寄せる

わが家のときも、最初に資料を集めて比較したことで、自分たちの優先順位がはっきりしました。「これが普通」と思っていたことが、別の会社では「もっと良い方法」で実現されていたりするんです。

複数のハウスメーカーや工務店から無料で資料・間取りを取り寄せられるサービスがあるので、家づくりを始めたばかりの段階で必ず使うことをおすすめします。

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自分で間取りを考えてみるのも有効

わが家は3Dマイホームデザイナーというソフトを使って、自分で間取りを考えてから工務店さんに持って行きました。

もちろん素人が考える間取りには、構造上できないこと・建築基準法に引っかかることが多々あります。なので、「叩き台」を自分で作って、専門家に磨き上げてもらう使い方がおすすめです。3Dで完成イメージが見られるので、打ち合わせもスムーズに進みました。

ソフトを使わなくても、紙とエンピツで動線や家具配置をシミュレーションするだけでも気付きはあります。「自分の暮らしを考えた時間」がそのまま家の満足度に直結します。

モデルハウス巡りも侮れない

図面や資料だけではわからないことが、実物を見ると一気にわかります。「天井高3mって思ったより高い」「畳ってこんな匂いだっけ」「キッチンカウンターの幅、こんなにあるんだ」など、五感で得られる情報は本当に大事。

家を建てる予定がある期間は、週末はできる限りモデルハウス巡りをすることをおすすめします。気になるメーカーは予約して、しっかり時間をとって見学する。これだけで家づくりの解像度が一気に上がります。


まとめ|「完璧な家」はないけど「納得できる家」は作れる

16年住んだわが家の後悔ポイント・総まとめ

  • 外からの視線:植栽や窓の高さで対策を
  • 家中央の暗さ:高窓・吹き抜けで採光を確保
  • 水回りの音:扉の向きまで意識する
  • 収納不足:シューズクローク・パントリーが鍵
  • 洗濯動線:室内干しスペースを最初から組み込む
  • 🏆 結論:1社だけで決めず、複数社のプランを比較する

家づくりに「完璧な間取り」はないと思います。家族構成も生活スタイルも10年単位で変わっていくので、建てた当時に最適だった間取りが、10年後にはちょっとズレているのは仕方ないこと。

でも、事前に「よくある後悔ポイント」を知っておけば、致命的な失敗は確実に避けられます。わが家の経験が、これから家を建てる方の参考になれば嬉しいです。

「これから建てる」という方は、まずは複数の会社からプランや見積もりを取り寄せて、自分たちの理想を整理することから始めてみてください。

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わが家の平屋・間取り・暮らしの記事も参考になればうれしいです。

📌 平屋に16年住んだ総合レビュー → 平屋に16年住んだ正直レビュー|劣化・後悔・良かったこと・光熱費まで全部公開【2009年築】

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