平屋を建てるとき、食洗機をつけるのをやめました。
「え、食洗機なしで大丈夫なの?」と思う方もいるかもしれません。でも理由があります。賃貸に住んでいたとき、卓上型(据え置き型)の食洗機を実際に買って使っていた経験があるからです。使ってみてわかったのは「食洗機って、逆に面倒くさい」ということでした。
家族が増えて洗い物が多くなった今でも、食洗機が欲しいと思ったことはありません。この記事では、その理由を正直に書きます。
- ✅ 食洗機をやめた理由6つ(卓上型の実体験)
- ✅ 食洗機の節約効果は本当にあるのか
- ✅ 平屋に食洗機をつけなかった間取りの理由
- ✅ それでも食洗機をつけた方がいい人
【先に結論】食洗機をやめた理由
- 予洗いが結局必要で、逆に手間が増えた
- 汚れが落ちないことがある(ミートソース・卵等)
- 食洗機非対応の食器は結局手洗い
- 大きな鍋・フライパンは手洗い
- 食洗機自体の掃除が面倒
- 節約効果は年7,000〜2万円。10年で元が取れるかどうか
- 結論:わが家には不要。ただし向いている人には最高の家電だと思う
食洗機をやめた理由6つ|卓上型を使って感じた「逆に面倒」の正体

賃貸の一軒家に住んでいたとき、卓上型の食洗機を購入しました。「手洗いが楽になる!」と期待して使い始めましたが、使い続けるうちに少しずつ「あれ、これって楽になってる?」という疑問が積み重なっていきました。
やめた理由① 予洗いが逆に面倒くさい
食洗機を使う前に「予洗い」が必要です。食器についた食べかすや大きな汚れを落としてから食洗機に入れないと、庫内が詰まったり汚れが残ったりします。
「予洗いしてから機械に洗わせる」という2段階の作業が、手洗いより楽なのか疑問でした。予洗いをしっかりやれば、その時点でほぼ洗い終わっている感覚があります。食洗機に入れてスイッチを押すひと手間が、むしろ面倒に感じるようになりました。
やめた理由② 汚れが落ちていないことがある
食洗機を信頼して取り出した食器に、汚れが残っているときほど萎える瞬間はありません。特にミートソースがこびりついた皿、卵かけご飯のお茶碗は落ちていないことが多かったです。
タンパク質や油分の多い汚れは食洗機が苦手とすることを後から知りましたが、それをわかった上で使うとなると「これは予洗いが必要、これは手洗いした方が早い」という判断が毎回必要になります。食器ごとに判断するのが、じわじわとストレスになりました。
やめた理由③ 食洗機対応じゃない食器は手洗いが必要
漆器・木製のもの・手書きのプリントが入ったもの・一部のガラス食器など、食洗機に入れてはいけない食器が意外と多いです。
北欧食器やデザイナーズ食器にこだわっていると、食洗機非対応のものが増えます。結局「これは食洗機、これは手洗い」と仕分けながら洗う作業になり、食洗機がある分だけ工程が増えた感覚がありました。
やめた理由④ 大きな鍋・フライパンは手洗いしかない
卓上型の食洗機は庫内が小さく、フライパンや大きな鍋は物理的に入りません。そもそも鍋やフライパンは食洗機非対応のものが多いので、これらは最初から手洗い一択になります。
食後の洗い物を考えると、食洗機に入れられるのは食器・カトラリーなど小さなものだけ。大物はどうせ手洗いする必要があると思うと、「ついでに全部手洗いすればいいか」という気持ちになってしまいました。
やめた理由⑤ 食洗機自体の掃除が面倒

食洗機は使えば使うほど、庫内に汚れや水垢が溜まります。フィルターの掃除・庫内の拭き上げ・残さいフィルターの詰まりを取り除く作業が定期的に必要です。
「食器を洗う道具の掃除」という二重の手間がどうしても気になりました。掃除を怠るとカビや悪臭の原因になるため、サボるわけにもいきません。水切りかごをやめた理由と同じで、「置き場所があるものは管理が必要になる」という法則がここでも当てはまりました。
📌 水切りかごをやめた理由・代わりになるものはこちら → 水切りかごの掃除がめんどくさいので使わない生活を3年以上経ってわかったメリット・デメリット
やめた理由⑥ 平屋の間取りの都合でビルトインを収納にしたかった

わが家の平屋はパントリーをつけられない間取りでした。キッチン収納のスペースを確保したかったため、ビルトイン食洗機を設置するはずのスペースを引き出し収納にしました。
食洗機の場所を収納にしたことで、食材・調理器具・ストックの置き場所がしっかり確保できました。使わない可能性のある食洗機を入れるより、確実に使う収納を優先したのは今でも正解だったと思っています。
ビルトイン食洗機の庫内は大きいので卓上型とは汚れ落ちが違うかもしれません。でも卓上型での経験から「予洗いが必要・非対応食器は手洗い・本体の掃除が必要」という構造的な問題は変わらないと判断しました。
食洗機は節約にならない?水道代・電気代の実態
「食洗機は節約になる」という話をよく聞きます。本当でしょうか。
調べてみると、食洗機を使うことで節約できる水道代・電気代の合計は年間7,000円〜2万円程度というデータがあります。
| 項目 | 節約額(年間) |
|---|---|
| 水道代の節約 | 手洗いに比べて年間約4,000〜8,000円程度 |
| 電気代(食洗機の使用) | かかる側。水道代の節約との差し引きで変わる |
| 合計(節約の上限目安) | 年間最大2万円程度 |
仮に年間2万円節約できるとして、ビルトイン食洗機の本体価格・工事費を合わせると20〜30万円以上かかります。単純計算で元を取るのに10〜15年以上かかる計算です。
「節約になる」という話は間違いではありませんが、初期費用を回収するまでの期間を考えると、そこまで大きな魅力には感じられませんでした。
📝 節約目的で食洗機を検討している場合の注意点
- 「節約できる」数字は使い方・家族構成・水道料金の地域差で大きく変わる
- 電気代・洗剤代(食洗機専用洗剤)・メンテナンス費用も計算に入れる必要がある
- 時間の節約(手洗い時間の短縮)をどう評価するかで判断が変わる
家族が増えても食洗機が欲しいと思わない理由
平屋に引っ越してから家族が増え、洗い物の量は以前より確実に増えました。それでも食洗機が欲しいという気持ちにはなっていません。
理由はシンプルで、「洗い物が多い」という問題と「食洗機の面倒くさい部分」を天秤にかけたとき、まだ手洗いの方が気楽だからです。
水切りかごをやめてキッチンタオルとざるで代用する方法に切り替えてから、洗い物のストレスがむしろ減りました。食洗機がなくても、洗い方の工夫でキッチンは十分快適になります。
それに、食洗機がないことでキッチンがすっきりしているのも気に入っています。カウンターを広く使えますし、卓上型を置かなくてよい分、調理スペースが確保できています。
それでも食洗機をつけた方がいいと思う人
「食洗機をやめた」と書いてきましたが、食洗機が向いている人には間違いなく最高の家電だと思います。わが家に合わなかっただけで、食洗機自体を否定しているわけではありません。
こんな人には迷わずつけることをおすすめします。
食洗機をつけた方がいい人
- 家族の人数が多い(4人以上):食器の量が多いほど食洗機の恩恵は大きい。洗い物を減らしたい共働き家庭には特に有効
- 洗い物が苦痛で仕方ない人:食器洗いが好きではない・できればやりたくないという人には、予洗いの手間を差し引いても十分メリットがある
- 子育て中で時間が取れない人:乳幼児がいる時期は食後に手が離せないことが多い。その間に食洗機が動いてくれるのはありがたい
- 食洗機対応の食器で揃えられる人:最初から食洗機対応の食器で統一すれば、仕分けの手間がなくなる
- パントリーや十分な収納スペースがある人:ビルトインの収納スペースを犠牲にしなくていい間取りなら、つけない理由がない
- ビルトイン・大容量タイプを検討している人:卓上型と違い、大容量ビルトインは汚れ落ちや使い勝手が段違いの可能性がある
自分が「やめた理由」として挙げた問題のほとんどは、「食洗機対応食器で揃える」「大容量のビルトインにする」という条件次第でかなり解消できる問題でもあります。
卓上型と大容量ビルトインは別物という可能性
正直に言うと、わが家が使っていたのはコンパクトな卓上型です。大容量のビルトインタイプは庫内が広く、洗浄力・温度・水圧など性能が根本的に違う可能性があります。
「卓上型で面倒だった」という経験から「食洗機全般が面倒」と判断しているのは、多少乱暴な一般化かもしれません。これは正直に書いておきます。
ただ、「予洗いが必要・非対応食器は手洗い・本体の掃除が必要」という構造的な問題は、卓上型でもビルトインでも基本的に変わらないと考えています。洗浄力が上がることで予洗いの必要性は下がる可能性がありますが、ゼロにはなりません。
新築やリノベーションでこれから食洗機をつけるかどうか迷っている方は、できればショールームで実物を確認するか、大容量ビルトインを使っている知人の体験談を聞いてから判断することをおすすめします。
まとめ|食洗機は「向いている人には最高・向いていない人には逆に面倒」
食洗機をやめた理由まとめ
- ⚠️ 予洗いが必要で、逆に手間が増えた
- ⚠️ ミートソース・卵など汚れが落ちないことがある
- ⚠️ 非対応食器・大きな鍋は結局手洗い
- ⚠️ 食洗機自体の掃除が定期的に必要
- ⚠️ 節約効果は年最大2万円・元を取るまで10年以上
- ⚠️ 平屋の間取りでビルトイン部分を収納にしたかった
食洗機をつけた方がいい人
- ✅ 家族が多い・共働きで時間がない
- ✅ 食器洗いが苦痛
- ✅ 食洗機対応食器で揃えられる
- ✅ 収納スペースを犠牲にしなくていい間取り
食洗機は「あれば便利な家電」ではなく、「自分の使い方・家族構成・間取りに合っているかどうかで全然違う家電」だと思います。やめて6年以上経ちますが、後悔したことは一度もありません。
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