2009年に建てたわが家のTOTOキッチン。2年目に水栓が水漏れして、その時はTOTOに修理依頼しましたが、数年後にまた不具合が出てきました。「もうこれは交換した方が早い」と判断して、思い切って自分で水栓を交換することにしました。
業者に頼むと工事費込みで4〜6万円かかる作業ですが、Amazonで水栓を買って自分で交換すれば1万円台で済みます。「水回りのDIYは難しそう」と思っていましたが、実際にやってみると女性でも自分で交換できるレベルの作業でした。
この記事では、実際に交換した手順・必要な工具・気をつけるポイント・失敗した点まで、これから水栓交換を考えている方の参考になるように正直に書いていきます。
- ✅ 業者交換と自分で交換の費用比較
- ✅ Amazonで水栓を選ぶときの注意点(ワンホール/ツーホールの違い)
- ✅ 必要な工具と部品
- ✅ 元栓を閉め忘れて失敗した実体験
- ✅ 取り外し・取り付けの具体的な手順
- ✅ 交換後1年使ってわかった「安物水栓」の現実
- ✅ 次に水栓を選ぶときのアドバイス
【先に結論】TOTOキッチン水栓を自分で交換した総評
- 💰 費用:業者4〜6万円 → 自分で1万円台(2〜4万円節約)
- ⏱ 所要時間:30分〜1時間
- 🔧 難易度:女性でも自分でできるレベル
- ⚠️ 注意:水・お湯の元栓を必ず閉める(私は閉め忘れた)
- 📐 ポイント:今の水栓と同じタイプ(穴の数)を買う
- ⚠️ 安物の現実:1年で塗装が一部剥げてきた
- 🏆 結論:DIYに抵抗ない方なら自分で交換が圧倒的にお得
なぜ自分で水栓交換することにしたか

家を建てた当初、キッチン水栓はTOTOの浄水器内蔵タイプを選びました。これが後に色々な後悔につながるんですが、それは別記事で詳しく書いています。
📌 TOTOキッチンを16年使った後悔ポイントの全体像はこちら → TOTOキッチンを16年使った後悔と失敗|背面収納・水栓・人工大理石シンクの正直な感想と良かった点
純正部品交換の費用が高い
水栓交換を業者に頼む場合の費用相場を調べてみると、こんな感じでした。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| TOTO純正水栓本体 | 3万円〜5万円 |
| 取替工事費 | 1万円〜1.5万円 |
| 出張費・諸経費 | 3,000〜5,000円 |
| 合計 | 4〜6万円 |
これに対して、Amazonで水栓を購入+自分で交換すれば、1万円台で完結します。差額は2〜4万円。これを節約できるなら、1〜2時間DIYに挑戦する価値は十分にあると判断しました。
Amazonで売っている水栓の魅力
もう一つの動機が、Amazon・楽天で売っている水栓の選択肢の多さでした。
- 純正品より圧倒的に安い(同じ機能なら1/3の価格)
- デザインの選択肢が豊富
- 純正だとできない「個性的な見た目」も選べる
- シャワーヘッド・取付穴・ホース長など細かく選べる
純正水栓は安心感がある反面、選べるデザインの幅が狭くて値段も高いのがネック。「ヘッドが小さくてスッキリしたデザインの水栓が欲しい」と思っても、純正だと選択肢が限られます。
Amazon・楽天で探すと、「これで本当に水栓?」と思うほどおしゃれなデザインが、純正の半額以下の値段で見つかります。ただし品質は買ってみないとわからないのがネック。レビューを読み込んでから判断する必要があります。
まずは今の水栓のタイプを調べる|ワンホールとツーホールの違い

水栓交換でいきなり失敗する方が多いのが、「自宅と違うタイプの水栓を買ってしまう」パターンです。これだけは絶対に間違えないように、最初にチェックしてください。
取付穴の数を確認する
キッチン水栓は、シンクのカウンター(天板)に開いている取付穴の数で大きく2タイプに分かれます。
| タイプ | 穴の数 | 特徴 |
|---|---|---|
| ワンホールタイプ | 1つ(直径φ37) | 蛇口の根元に1本の柱が立つ・現在の主流 |
| ツーホールタイプ | 2つ(距離203mm) | 蛇口下に横長のデッキがある・古めの設計 |
同じタイプの水栓を必ず買う
これが最重要ポイントです。ワンホール用の水栓をツーホールのシンクに付けたり、その逆をしたりはできません。「変換アダプター」もありますが、見た目がスッキリしなかったり水漏れリスクが上がったりするので、同じタイプを選ぶのが鉄則。
確認方法
確認は簡単です。シンクに設置されている水栓の根元を見てください。
- 水栓1本だけが立っている→ ワンホール
- 水栓と一緒に横長の台座(デッキ)がある→ ツーホール
分からない場合は、シンク下の収納を開けて、水栓が下から固定されているネジ部分を見れば確実です。
交換に必要な工具と部品
水栓交換に必要な工具は、それほど多くありません。ホームセンターやAmazonで揃えても、合計3,000円〜5,000円程度で揃います。
必須の工具・部品
| アイテム | 用途 |
|---|---|
| モンキーレンチ | 水道管の連結ナットを緩める |
| 立水栓取付レンチ(水栓レンチ) | 水栓本体下のナットを緩める |
| 六角レンチ | 引き出し取り外し |
| シールテープ | 配管の水漏れ防止 |
| バケツ・洗面器 | 配管内の残り水を受ける |
| 雑巾2〜3枚 | 作業中の水拭き取り |
| ライト・ヘッドライト | シンク下を照らす |
立水栓取付レンチは普段使わない特殊工具ですが、これがあると便利。1,000円程度で買えます。我が家はモンキーレンチでやりましたがキッチンの形状によっては特殊工具じゃないと入らない可能性もあるようです。
あると便利なもの
- ヘッドライト or 懐中電灯(シンク下は暗い)
- 古いタオル(床に敷く)
- スマホ(手順を見ながら作業)
- ゴム手袋(水濡れ・ケガ防止)
事前準備|給水・給湯の元栓を必ず閉める(私の失敗談)
水栓交換で絶対に忘れてはいけないのが、水道とお湯の元栓を閉めること。これを忘れると大惨事になります。
失敗談|給湯側の元栓を閉め忘れた
私の失敗談を正直に書きます。
水道の元栓は閉めたんですが、給湯器のお湯側の元栓を閉め忘れて、お湯がジャジャーっと漏れ出てきました。慌てて雑巾で押さえながら給湯器のバルブを閉めに行く羽目に。
水栓交換では「水」と「お湯」の2系統が来ています。両方の元栓を閉めないと、片方から水(またはお湯)が出てきます。これは大失敗だったので、皆さんはぜひ気をつけてください。
事前準備の正しい手順
- シンク下の引き出しを取り外す(作業スペース確保)
- 水道(青いバルブ)の元栓を時計回りに回して閉める
- お湯(赤いバルブ)の元栓も時計回りに回して閉める
- 水栓レバーを上げて、残っている水・お湯を出し切る
- 水が完全に出なくなったことを確認
- バケツや雑巾を床に敷いて作業準備完了
シンク下のバルブ場所

シンク下の引き出しを開けると、水道管とお湯の管が2本来ているはずです。それぞれにバルブ(止水栓)が付いていて、これを閉めます。
- 青いマーキング → 水道
- 赤いマーキング → お湯
マイナスドライバーで回すタイプもあれば、手で回せるハンドルタイプもあります。どちらの場合も時計回りで閉まるのが基本です。
古い水栓の取り外し
元栓を閉め終わったら、いよいよ古い水栓の取り外しに入ります。
手順①|水道管との接続を外す

シンク下を覗き込むと、水栓に2本の管(水とお湯)が接続されています。モンキーレンチで連結ナットを緩めて、配管を外します。
- 反時計回りで緩める
- 緩めると配管内に残っている水が少し出るのでバケツで受ける
- 水道の元栓側のナットは触らない(水栓側だけ外す)
手順②|水栓本体を固定しているナットを外す

次に、水栓本体をシンクに固定している大きなナットを、立水栓取付レンチで外します。これも反時計回り。
古いキッチンで長年使っていると、ナットが癒着して動かないことがあります。その場合は:
- 潤滑スプレー(KURE 5-56など)を吹き付けて10分待つ
- レンチに長いパイプを噛ませて力を増幅
- 軽くハンマーで衝撃を与える
幸い、わが家の水栓は癒着していなかったので割とすんなり外せました。ただ、これは運が良かっただけかもしれません。築年数が長い家ほど癒着しやすいので、ある程度の覚悟は必要です。
手順③|水栓本体を引き抜く

ナットが外れたら、水栓本体を上にゆっくり引き抜きます。配管がシンクの下からシンク上に出ているので、シンク下から押し上げてシンク上で抜く感じになります。
古い水栓は結構汚れているので、外したら一度シンクや穴の周りもキレイに拭いてから次の作業に入ります。
新しい水栓の取り付け
取り外しが終わったら、新しい水栓の取り付けです。基本的には取り外しの逆手順で進めます。
手順①|新しい水栓をシンクに通す

新しい水栓の配管をシンクの穴に通します。シンクの上から下に向けて、配管を落とすイメージです。
手順②|下から固定ナットで止める
シンク下から、付属の固定ナットを水栓に取り付けて、立水栓取付レンチでしっかり締める。これが緩いと、後でシンク下に水漏れする原因になります。
💡 ここが大事なポイント
水道管との連結部分のネジをしっかり締めるのはもちろん、シンクと水栓を固定するネジ(大きなナット)もしっかり締めること。ここが緩くてもシンク下に水漏れします。
強く締めすぎると破損するので、「これ以上は回らない」と感じたら少し余裕を持って止める感覚で。
手順③|水道管・お湯管を接続する

水栓の配管に水道とお湯の管を接続します。連結ナットをモンキーレンチで時計回りに締めるのですが、ここでもポイントが2つあります。
- 水とお湯の接続を間違えない(青:水道、赤:お湯)
- シールテープを巻く場合は時計回りに3〜5周巻く
シールテープは、ネジの隙間から水が漏れないようにする防水テープです。接続部分が金属同士のみだと水漏れする可能性があるので、説明書で「シールテープ必要」と書いてあれば必ず使ってください。
通水確認・水漏れチェック

取り付けが終わったら、いよいよ通水確認です。一気に元栓を開けず、ゆっくり開けるのがポイント。
通水の手順
- 水道の元栓をゆっくり開ける(少しずつ)
- シンク下の連結部分を確認(水漏れがないか)
- 水栓のレバーを上げて水を出す
- シンク上の根元・連結部分も確認
- 同様にお湯の元栓もゆっくり開ける
- お湯側の水漏れも確認
- レバーを上下左右に動かして、すべての方向で水漏れがないか確認
水漏れチェックは数時間後にも
取り付け直後に水漏れがなくても、数時間後に改めてチェックすることをおすすめします。微妙な水漏れは、しばらく経ってからじわじわ出てくることがあります。
1時間後、半日後、1日後と複数回チェックして、最終的に水漏れがなければ完了です。
引き出しを元に戻す
水漏れがないことを確認したら、雑巾を片付けてシンク下の引き出しを元に戻します。お疲れさまでした。
交換後の使用感|1年使ってわかった「安物水栓」の現実
交換から1年経った今、使用感を正直にレビューします。
良かった点
Amazonで買った水栓に変えてから、使い勝手が大きく改善しました。
- ヘッドが小さくなって取り回し改善:以前の浄水器内蔵タイプはヘッドが大きくて邪魔だった
- 蛇口の入りが高くなった:大きい鍋を洗うのがスムーズに
- 見た目がスタイリッシュ:純正にない個性的なデザイン
- 水の出方も問題なし:日常使いには十分
気になった点|1年で塗装が剥げてきた
正直に書きます。
安い水栓を選んだので、1年で塗装が一部剥げてきました。特にレバーの根元やヘッドのフチなど、よく触る場所から塗装が剥がれて、下地の金属が見えています。
機能としては問題なく使えていますが、見た目はちょっと気になります。これが純正品なら起きなかったかもしれない問題です。
シャワーの勢いが強すぎ
もう一つ気になったのが、シャワー機能の水の勢いが強すぎること。シンク内で使うとシンクからの跳ね返りが多くて、エプロンや床まで水が飛びます。
シャワーモードは野菜を洗う時などに便利な機能ですが、勢いが強すぎると逆に使いにくいことを身をもって体験しました。これも「買ってみないとわからない」部分でした。
これから水栓を選ぶときの注意点
1年使ってみてわかった、水栓選びで失敗しないためのポイントをまとめます。
注意点①|安物は塗装がそれなり
5,000〜10,000円程度の格安水栓は、塗装の品質に期待しすぎないこと。1年で剥げる可能性は十分あります。長く綺麗な見た目を保ちたい方は、もう少しグレードの高いもの(2万円前後)を選ぶのが安心です。
注意点②|黒(マットブラック)は要注意
最近人気のマットブラックの水栓ですが、塗装系のブラックは剥げると下地のシルバーが見えてしまって、かえって目立ちます。
ブラック系の水栓を選ぶなら、ステンレス素材そのものが黒く加工されたタイプを選ぶのが安心。価格は上がりますが、塗装剥げの心配がありません。
注意点③|水の勢いはレビューで確認
「シャワーの勢いが強すぎ」は私の失敗ですが、商品レビューで「水の勢い」「飛び散り」に言及している口コミがあれば、しっかり読んでください。
- 「シャワーの勢いが強い」と書いている人がいれば要注意
- 「シャワーが控えめ」と書いている方が日常使いには向くことも
注意点④|ホースの長さも確認
引き出せるシャワーヘッド付きの水栓は、ホースの長さが商品によって違います。シンクが広めの場合は、ホースが長めのものを選ぶと使い勝手が良くなります。
注意点⑤|配管との相性(フレキ管・直配管)
新しい水栓を買うときは、付属のフレキシブル配管が今の家の配管と接続できるかも確認してください。古い家だと配管規格が違って、変換アダプターが必要な場合もあります。
選び方のチェックリスト
水栓選びで失敗しないチェックリスト
- □ ワンホール/ツーホールが自宅と同じか
- □ 水栓の根元穴の直径φ37で合っているか(ワンホールの場合)
- □ 予算は5,000〜30,000円のどのレンジか
- □ 塗装系の色(マットブラック等)にこだわりはあるか
- □ シャワーの勢いに関するレビューを読んだか
- □ ホースの長さは十分か
- □ レビュー数は100件以上あるか(少ないと信頼性低い)
- □ 1年使った口コミがあるか(長期使用の評価)
業者に頼んだ方がいい人・自分で交換できる人
業者に頼んだ方がいい人
- ⚠️ DIYに全く自信がない人:トラブル時の対応が難しい
- ⚠️ シンク下の元栓の場所がわからない人:作業前段階で詰まる
- ⚠️ 水漏れリスクを取りたくない人:床下や階下に影響する可能性
- ⚠️ 築年数が古くて配管が劣化している家:取り外しでパッキン破損リスク
- ⚠️ 純正部品の安心感が欲しい人:10年保証など
- ⚠️ 時間がない人:作業に1〜2時間かかる
自分で交換できる人
- ✅ DIYに抵抗がない人:手順通りにできる
- ✅ 費用を節約したい人:2〜4万円節約
- ✅ 個性的なデザインの水栓が欲しい人:選択肢が増える
- ✅ シンク下にスペースがある家:作業しやすい
- ✅ 築年数が浅め:配管がそれほど劣化していない
- ✅ 失敗しても許せる予算感:万が一の業者依頼にも対応できる
まとめ|TOTOキッチンの蛇口交換は自分でできる|ただし元栓は両方閉めること
自分で交換した結論
- 💰 業者4〜6万円 → 自分で1万円台:2〜4万円の節約
- ⏱ 所要時間1〜2時間:女性でも自分でできる
- 🛒 事前確認:ワンホール/ツーホールの確認は必須
- ⚠️ 元栓は水とお湯の両方を閉める:私は失敗した
- 🔧 必要工具は3,000〜5,000円:1回買えば次回も使える
- 📉 安物は1年で塗装剥げの可能性:価格相応
- 🏆 結論:DIYに抵抗ない方なら自分で交換が圧倒的にお得
水栓交換は、最初は不安に感じるかもしれませんが、実際にやってみると思っているほど難しくありません。手順通りに進めれば、1〜2時間で完了します。
業者に4〜6万円払うか、自分で1万円台で済ませるか——時間とお金のバランスを考えて、自分に合った方法を選んでください。この記事が、これから水栓交換を検討している方の参考になればうれしいです。
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